健康格差 あなたに忍び寄る危機【NHKスペシャル】~所得の差が食生活に響く~

      2016/09/27


今夜はNHKドキュメンタリーで「健康格差」について放送していました。「所得格差」が健康にも影響しているというのです。これは命に関わる問題です。健康志向の私としては真剣に観てしまいました。番組での放送を映像も加えてご紹介します。

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所得格差が健康格差へ

所得格差が問題となっていますが、「低所得」や「非正規雇用」という話についつい反応してしまう私であります。

パートで働く身としては、非正規雇用ですし、ボーナスもなければ低所得ですもの。

この所得格差が健康にも影響しているというのです。

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このグラフのように、低所得の人の方が高所得の人より病気になる確率が高いのがわかります。

お金持ちが太っているイメージは昔のものなんですね。

なぜ低所得だと病気になるのか?

 

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所得が健康に影響を与えている要因として、食生活があげられます。

やはり、安くてカロリーが高い物を食べることが多くなり、

結果肥満や糖尿病を発症してしまうケースが多いのです。

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暮らしにゆとりがある家庭では魚や大豆製品、野菜などバランスよく食べることが

出来ていますが、ゆとりがないとそういう材料を買う余裕がないのです。

 

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野菜に至っては、所得で2割も違うことになりますね。

また安い同じような野菜に偏りがちではないでしょうか?

この結果、カロリーが高く栄養の少ない食品を多く摂取してしまいがちになり、

病気になる確率が高くなるのです。

地域でも病気の格差が

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このように、食道がんを発症する確率は秋田県が1位。

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また胃がんを発症するのも秋田県が一位なのです。

なぜでしょうか?

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原因は食塩の摂取量にありました。

秋田県は減塩を促すように取り組んでいますが、中々成果がでないようです。

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食生活を変えるというのは個人の意思で行うことなので

難しいようですね。

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きちんと実践できる人は健康になるのですが、出来ない人はそのままか悪化してしまうことになります。

 

そんな難しい食生活ですが、イギリスと日本の足立区が行った政策で効果が出たものがありました。

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イギリス「CASH」塩と健康国民運動の効果

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イギリスでは国を挙げて減塩に取り組みました。

どのように行ったのでしょう。

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主食であるパンの塩分にまず注目しました。二つのグループに通常のパンと毎週5%ずつ減塩した

パンを食べてもらいました。減塩したグループは全くその変化に気付かず減塩することが出来たのです。

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この6週間で人は慣れてしまう、という結果で、ゆっくりと減塩していくということを

なんと85品目の食品メーカーに対して減塩するように目標値を設定させたそうです。

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国をあげてここまでやるのは凄いですね。

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国を挙げて実施した結果、パンの塩分量は20%も減少しました。

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その結果、病気になる人もかなり減少させることができたのです。

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医療費はなんと年間2000億円も削減することが出来ました。

日本も学ぶべきですね。

足立区の行った運動とは

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東京都の足立区は、都内でも所得が低い区で、病気になる人の数も多かったので、色々な作戦を

実施してみました。

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とある足立区の居酒屋ですが、突き出しなどのメニューを野菜に変えてもらうことをお店に協力したのです。

お肉などを出す場合に必ず野菜が先に食べられるような食事の出し方にして貰いました。

これでお客は知らない間に野菜を食べることになります。

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外食だけでなく、スーパーなどの惣菜売り場の食品に関しても野菜の量を増やすようにお願いしたのです。

この取り組みに対しては、補助金などは一切ありません。お店の協力のみなんです。

みんなよく協力してくれるわね。

足立区はこの協力店殖やすために、お店をHP上で紹介するようにしたのです。

 

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これはお店の宣伝にもなりますので、一石二鳥のアイデアですね。

 

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また、低所得層になるほど親が食生活に関心がない家庭が多いようで、野菜を食べる習慣がないので、保育園などで、自分たちで野菜を調理することを始めました。

こうすることで、子供から親へ伝わり、食事の内容が変わったところもあるそうです。

 

私が通わせている保育園も食育をしてくれているので、本当に有り難いです。

 

 

 

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このような作戦の結果、年間当たり5キロも一人あたりの野菜の摂取量が増えたのです。

やはり、野菜はカリウムを多く含むので、ナトリウムの摂りすぎにも効果的で

食べることで健康につながるのです。

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野菜を食べると血糖値の上昇も防げますので、糖尿病予防にもなりますね。

命はお金では買えません

長寿大国と言われた日本ですが、このままの食生活では危ういですね。

共働き夫婦が増えて、ゆっくり調理して手作りして、という時間が持てない家庭も増えています。

この市販のものに対しての塩分や添加物などを、イギリスのようにコントロールできるとよいですね。

「言われなくても自己管理できる人はできる」

自己管理が出来ない人達を病気にならないようにしていくのが一番の課題ですね。

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病気になる人を減らしていかなければ、いずれ私たちもこの健康格差の危機に巻き込まれていくのです。

一人一人の自覚と、地域、国での政策が必要ですね。

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まとめ

・所得格差で健康格差が起きている

・低所得の過程では野菜や大豆製品が取れずに、お菓子や炭水化物が多く

 肥満や糖尿病になるリスクが高い。

・食生活は意識に訴えかけるだけでは改善しにくい。

・イギリスではゆっくり減塩することで、国民の病気を減らすことに成功した。

・人は6週間で薄味に慣れることがわかった。

・日本の足立区では外食やスーパー、保育園などに協力を促して

 野菜の摂取量を増やした。

・日本の社会保障給付費は年々増えていて、このままでは危ない。

「あなたの身体は食べたり飲んだりしたもので出来ています」

今から健康に向かって出来ることを実践しましょう。

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