【ガッテン!】「声のかすれ」が続く原因は胸部大動脈瘤のサイン!?10秒でわかるテストを紹介

2017年3月18日の「ガッテン!」では、
突然死を招く胸の大動脈瘤についての放送がありました。
大動脈瘤と聞いてもどんな病気なのかピンとこない方もいらっしゃるかと
思うので、病気の詳細と、今回のガッテン情報をまとめたいと思います。
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大動脈瘤とはどんな病気?
大動脈はどこにある?
大動脈は最大の動脈であり、全身に血液を届ける動脈の本幹のことです。
出典:http://www.mdtendovascular.com/aorta/aorta.html
大動脈瘤とは?
大動脈瘤とは正常な大動脈の一部位、または複数部位が病的に拡張したことをいいます。
風船と同じで、小さい時は大きな力を加えないと大きくはなりませんが、
一旦大きくなり始めると少しの力で簡単に大きくなってしまいます。
最終的には破裂する可能性があります。
出典:http://www.jll.co.jp/patient/aortic_1_2.html
大動脈瘤が出来る原因
大動脈瘤になる原因としては、動脈硬化が強く関係していると言われているそうです。
動脈硬化によって、動脈の壁が脆く(もろく)なっている部分に発生するそうですが、
原因不明の場合もあるそうです。
出典:http://stentgraft.jp/general/topic03/
動脈硬化の危険因子が高血圧、高脂血症、喫煙、糖尿病などがあげられるそうです。
そのような病気になる原因としては食生活や睡眠不足、
ストレスや肥満、運動不足、遺伝的要因があります。
やはり病気の原因の元は同じようなことなんですね。
胸部大動脈瘤とは?
大動脈瘤も場所により、胸部大動脈、胸腹部大動脈、腹部大動脈に分けられます。
大きくわけて横隔膜より上を胸部大動脈、横隔膜より下を腹部大動脈と呼びます。
その胸部大動脈瘤は
上行大動脈瘤・弓部大動脈瘤・遠位弓部大動脈瘤・下行大動脈瘤に分類されます。
出典:http://www.mdtendovascular.com/aorta/partofaneurysm.html
胸部大動脈瘤は自覚症状がなくなる場合が多くあります。
動脈瘤が大きくなって周囲の組織を圧迫するようになって
初めて症状が現れます。
原因不明の「声のかすれ」が1週間以上続く方
この胸部大動脈になると、声帯を支配している(反回神経)を圧迫すると
左側の声帯の働きが悪くなるのです。声帯を閉じたり開いたりする神経が
麻痺するのです。この神経は、大動脈を経由して喉に至る不思議な神経だそうです。
症状としては、「声にかすれ」が出て”しわがれ声”が出るようになります。
気管を圧迫すると、呼吸困難になり、食道を圧迫すると食べ物を飲み込むのが
困難になるのです。
この胸部大動脈溜ができた人の2~3割に声がかすれるという方がいます。
単なる喉の問題なのか、この胸部大動脈瘤が関係しているか判断する
簡単なテストが番組内で紹介されました。
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見分ける「あ~テスト」の方法
1週間以上原因不明の声のかすれが続く方は次のテストを行ってみて下さい。
- 楽な姿勢をとる(立っておこなっても座っておこなってもOK)
- 息を思いっきり吸う
- 出しやすい高さで、できるだけ長く「あー」と言う(声は小さくてもOK)
※緊張していると短くなる場合があるそうです。
何度行っても「あ~」が10秒も続かない方は、声帯に異変が起きている可能性があります。
声帯による異変は声帯萎縮や、ポリープなど様々な要因が考えられます。
まとめ
今回は「ガッテン!」の「声」で発見!?突然死を招く大動脈の危機!と題して
「声のかすれ」が続いている方に胸部大動脈瘤が潜んでいることがわかりました。
早期発見して、早期治療が一番大切です。
「あ~テスト」で10秒続かなかった方で
気になる場合は、耳鼻咽喉科で調べて貰うことをお薦めします!
最後までありがとうございまいした!
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