ヘルパンギーナ大流行中!~幼児を持つ家庭は夏もご用心~

ヘルパンギーナってどんな病気?
先日ネットニュースにヘルパンギーナが流行していることが載っていました。私にも幼児がいますので、よく聞く病名なのですが、色々あるので違いがわかりませんでした。調べてみると、
ヘルパンギーナは、発熱と口腔粘膜にあらわれる水疱性の発疹を特徴とした急性のウイルス性咽頭炎であり、乳幼児を中心に夏季に流行する。いわゆる夏かぜの代表的疾患である。その大多数はエンテロウイルス属に属するウイルスに起因し、主にコクサッキーウイルスA群である場合が多いが、コクサッキーウイルスB群やエコーウイルスで発症する場合もある。
ヘルパンギーナの主な症状
☆発熱(38度以上。時には39度~40度近い高熱の場合も)
☆口内の口内炎・水泡や水泡が破れた後のただれ
☆喉・口蓋垂の炎症症状
☆高熱による倦怠感・関節の痛み
☆まれに急な発熱に伴う熱性けいれん
どんな治療を行うの?
残念ながら、ヘルパンギーナを治す薬はないのです。対処療法で症状が改善するまで対応します。
☆高熱による脱水を防ぐ為に水分補給をこまめにさせましょう。
イオン飲料や湯覚ましなどがお薦めです。
「のどに水泡があるから、酸味のある果物のジュースなどは避けた方がいいわね。」
☆食事がのどの水泡で飲み込みにくいので、つるりと食べやすいもので栄養補給するようにしましょう。
ヘルパンギーナになったら、出席停止期間はあるの?
この病気は学校保健法において明確な規定はされていないようですね。
主症状から回復した後も、ウイルスは長期にわたって便から排泄されることがあるので、急性期のみの登校登園停止による学校・幼稚園・保育園などでの厳密な流行阻止効果は期待ができない。本症の大部分は軽症疾患であり、登校登園については手足口病と同様、流行阻止の目的というよりも患者本人の状態によって判断すべきであると考えられる。
引用元:国立感染症研究所
ヘルパンギーナと手足口病の違い
出典:ヘルパンギーナを知ろう!日本病児保育協会
初期症状ではどちらも口の中に水泡が出来るんです。
お医者さんでも判断がつきにくいらしいので、素人判断はやめて必ず病院へ行って下さいね。
発疹つながりの水疱瘡との違い
水疱瘡も季節は関係なく流行るようですが、これも体の全身に発疹が出来ますね。
この虫刺されのような発疹は一日で水膨れになるようです。
水疱瘡には抗ウイルス剤やかゆみ止めなどを処方して貰えますので、早めの受診が肝心です。
全ての水泡がかさぶたになるまでは出席停止のようですね。お医者様の治癒証明書が必要な場合もありますね。
まとめ
今回は自分の備忘録も兼ねて、同じようなお子様がいらっしゃる方に向けてまとめてみました。
今、娘を通わせている園にも一人水疱瘡の子が出たようです。ヘルパンギーナもこれから流行る傾向にあります。
事前に知識をいれておくことで、突然の発熱にも慌てず対処できるのではないでしょうか?