【サキどり】北海道三笠高校が「食」で地域おこしのモデルに、先輩の小日向文世も感動!

毎週日曜日の朝8:25~NHK総合で放送の「サキどり」。
今週は小日向文世さんがゲストです。そして母校の北海道三笠高校の大変身した姿を
見て感動されてました。
放送前に、三笠高校について調べてみました。
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閉校の危機で道立三笠高校から市立高校へ
全国には炭鉱などで以前は栄えていたけど、閉山後、人口が減り、少子化が進んでいる町が
幾つかあるかと思います。
北海道の道内各地でも少子化の影響で閉校が進められ、三笠高校もそのひとつでした。
しかし、行政が中心となって市立高校としての存続を決定しました。
そして2013年3月23日に正式に北海道教育委員会で設置が正式に認可されました。
食物調理科「調理師コース」と「製菓コース」の開設
道内の市立高校には、緑地観光科、工芸科、農業の分野に特化したアグリビジネス科、フードシステム科などの職業学科を持つ学校が存続を図っています。
その為、道内でなかった、日本の食を支えるリーダーを育成する「食物調理科」を新しく開設することになったのです。
調理師コースでは調理師免許を取ることが出来たり、
製菓コースでは製菓衛生師国家試験受験資格を得ることが出来るので、
調理師やパティシエとしての就職を目指した授業カリキュラムが組まれています。
調理師コースでは、3年生になると、生徒全員の給食を作る実習があります。
また京都の料亭から料理長を招いての実習もあります。
こんな贅沢な機会はないですよね!
「高校生レストラン」を目指して
高校生レストランの三重県相可高校をお手本に
こちらの北海道三笠高校は”高校生レストラン”で有名になった三重県相可高校をお手本にして作られました。
相可高校では、「まごの店」というレストランを食物調理科の生徒たちが先生の指導の下に
地元の食材を最大限に使ったメニューを考えて、レストラン運営・調理まで行っている
全国的にも珍しいレストランなんです。
この高校生レストランはドラマにもなりました。
修学旅行では三笠高校の生徒たちがこちらの学校を訪ね、本格的なお店の運営に驚き、
いい刺激を受けたようです。
またこの相可高校の卒業生で、在学中から全国高校生料理コンクール最優秀賞、
料理技術コンクール高等学校賞など数々の受賞歴を持つ斉田雄司氏が、大学では
食材の流通や経営など幅広く学び、教員免許を取得しました。
そして、懐石料理店で働いていましたが、北海道三笠高校食物調理科の教員募集を知り、
採用試験を受けて採用が決まったのです!
このような優秀な先生を迎えられたのも活躍している理由かもしれませんね。
また調理だけでなく、普通教科、科目を6割含み、基礎的な学力をつけ、
幅広い進路に対応できるようにしています。
やはり、教える立場までなるには、基礎的な学力は不可欠ですからね。
三笠高校の活躍が地域おこしに
各コンクールに出場して入賞
こちらの三笠高校でも、様々な調理の大会に出場して入賞を果たしています。
こちらに受賞した内容が載っています。
↓
最近では、島根で行われた第1回食の縁結び甲子園全国大会にて、3人の生徒のチームが出場し、
見事初代チャンピオンに輝いています。
大会のテーマは「地域を元気にする“お米を使った縁結びランチ」で行われましたが、
出場した3名は「まごころ弁当~牛っとコメた想い~」という題で、
三笠市と島根の食材を組み合わせたお弁当を作りました。
ファミリーマートと共同開発
目まぐるしい活躍を見せる三笠高校の生徒たちですが、今年は製菓部が
コンビニエンスストア「ファミリーマート」とスイーツを共同開発しました。
第一弾は「カリソンチーズタルト」でした。
フランス菓子「カリソン」を元にしたスイーツです。
アーモンドとレモンの風味のモチモチした生地をレモンチョコでコーティングし、
フランス産チーズを使用したレアチーズクリームを添えています。
北海道内のファミリーマートで平成28年8月23日から3週間程度販売されました。
出典:ファミリーマートと共同開発したスイーツが販売されます!
第2弾は「ヨーグルト風味クレープ」でした。
出典:ファミリーマート×製菓部共同開発スイーツ第2弾が販売開始!
こちらのケーキはヨーグルト風味とモチモチ感が味わえるクレープです。
クレープ生地の間には北海道産の生乳を使用したヨーグルトレアチーズを挟み、
仕上げにホイップクリームとイチゴソースを絞っています。
こちらは平成28年9月26日から3週間程度販売されました。
ミルクレープ好きなので、レアチーズ味のも食べてみたいです。
第3弾の「道産じゃがいモンブラン」も好評だったようです。
そして完結作の第4弾は「ストロベリー・モンテ・ショコラ」でした。
出典:ファミリーマート×製菓部シリーズ完結作!共同スーツ第4弾が販売開始!
こちらはストロベリープリンの上に、ショコラスフレを組み合わせ、
チョコレートソースをかけて仕上げました。
自分たちが考えたスイーツがコンビニエンスストアで販売されるなんて、
良い経験をしていますね!
イオンスでジンギスカンうどん販売
共同開発の授業では調理師コースコースでは、丸亀製麺との共同開発でジンギスカンうどんを開発。
イオン三笠店内のフードコートの丸亀製麺で限定販売しました。
JAからのメニュー開発依頼
三笠高校の噂を聞きつけたJA和歌山からは、柿を使ったメニューの提案を依頼されました。
生徒らが試行錯誤しながら、17品を作り、JA和歌山の方達に試食して貰っていました。
勉強と実践が一緒に出来るなんて素晴らしいですね!
高校生食堂「まごころキッチン」のオープン
平成27年の11月には地域の飲食店に協力してもらい、「まごころキッチン」という名で
生徒たちが運営する食堂を月に1~2度日曜日にオープン出来るようになりました。
斉田先生らが地元の飲食店に相談して、実現したのです。
出典:高校生が運営する「まごころキッチン」がオープンしました
地域の方々も、三笠高校の生徒らのパワーを貰い、町が元気になると大変喜んでらっしゃいました。
運営情報は三笠高校のHPで随時更新されるようですので、ご近所の方は
チェックしてみてくださいね!
このように、着々と実力を付けていっている生徒たちです。
きっと、相可高校のように、高校生レストランを開店出来る日も近いでしょうね。
まとめ
今回はゲストの小日向文世さんの母校の北海道三笠高校の活躍ぶりをご紹介しました。
やっぱり、母校が頑張っている姿は先輩として誇らしいですよね。
閉校寸前だった高校ですが、今は人気で競争倍率も高く、入るのが難しくなっています。
「食」のプロを目指して、地産地消を生かした、地域も取り込む工夫を
これからも期待したいですね!
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