赤ちゃんのおんぶに「おんぶもっこ」熊本震災で広がる昔の知恵の輪

おんぶもっことは
おんぶもっこは熊本の天草地方に伝わるおんぶ紐のことです。
海辺のまちではお母さんらは赤ちゃんをおんぶしながら仕事していました。赤ちゃんが寒くないように、ねんねこや毛布をかけていましたが、その内おんぶ紐と布団をくっつけて使うようになりました。
それがもっこの始まりです。
今回の震災でこのおんぶもっこを無料で貸し出したのがきっかけでとても便利だということで広がっているのです。
あさイチでも反響がありTwitterにも投稿が多く載りました。
おんぶもっこの特徴
おんぶもっこは布に紐がついてシンプルな作りです。留め具などは一切ありません。ですから、男女でも体形も関係なしで調節なしで使えるのです。
また赤ちゃんを下せば布団代わりにもなります。授乳ケープとして使ったり、ベビーカーなどにかけることも出来ます。一枚で何役にでもなるのです。
おんぶもっこの使い方
出典:onbumocco
動画にて説明もあります。
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おんぶもっこが注目される理由
現在はエルゴなどに代表されるような抱っこひもが主流となっています。私もおんぶや抱っこ両方で活用してきました。
このおんぶもっこが注目されるのは、おんぶした時にとても目線が高くなり、お母さんの顔が見えてあかちゃんが安心する所です。
おまけに背中だけでなく、垣間見える外の世界は赤ちゃんの脳の刺激にもつながります。
また一枚で色々な役目を果たすおんぶもっこは熊本の震災時などにも大変役に経ったようです。赤ちゃんをおんぶする動作の素早さや、避難所などで過ごす際も布団や授乳ケープ代わりになることが良かったようです。
おんぶもっこ取り扱いサイト
現在おんぶもっこは公式サイトがあります。
こちらの商品はSG(安全協会)マーク基準に準拠した試験を受けています。
全国にこの商品を広げる運動をしています。赤ちゃんのお祝いなどにもいいですよね。
facebookでは「おんぶもっこプロジェクト」として全国におんぶもっこの輪をひろげようと活動しています。おんぶもっこを広げてくれるアンバサダーを養成する講座を行ってます。安全な使い方などの指導や赤ちゃんの発達などの勉強も行っています。
ママ☆そらというママたちの暮らしを応援するfacebookグループのメンバーの間でも広がっています。タレントのくわばたりえさんもこのおんぶもっこを使用して、紹介してくれています。
[ad]まとめ
私は熊本の宇土市出身で、天草も近い方ですが、「おんぶもっこ」の名前を知りませんでした。
今回、「あさイチ」でくまモンと一緒にPRできたおかげで、かなり広がったのではないででょうか?
昔から使われている物には知恵とが詰まっていますね。
そこに現代の暮らしにあうような工夫をプラスすることでさらによい物へと変わるのではないでしょうか?
赤ちゃんを育てていらっしゃるお母さん、出産予定の方、おんぶもっこも一つ持ってみてはいかがでしょうか?